どうしてもイライラが止まらない!その怒りの正体と手放し方

「またやっちゃった…」
子どもや夫にイライラして、後で自己嫌悪になる。
怒りたいわけじゃないのに、勝手に声が大きくなる。
そしていつものように「ごめんね」って謝って、
なんで私ばっかり大変な思いをしてるんだろう…って、ひとり泣く夜。

かつての私は、そんな毎日を繰り返していました。

「今日こそは怒らない」って決めても、
思い通りにいかない現実に、どんどん心がすり減っていってた。

でもある日、
「怒りって、ただの感情じゃなくて、心のSOSなんだよ」
そう教えてもらって、少しずつ心の見方が変わっていきました。

イライラの正体は「自分の中の声」だった

私がイライラしてたのは、夫の無関心や子どもの癇癪のせいだと思ってたけど、
実は「私だって誰かに助けてほしい」「ちゃんと見てほしい」っていう、心の叫びだったんだって気づいたんです。

でもそれを言えなかった。
「いいお母さんでいなきゃ」って、無意識に自分にルールを課してたから。

イライラの奥にあったのは、“頑張りすぎて限界を超えていた自分”でした。

自分の本音を見つけるためにやったこと

正直、はじめは何が本音なのかすらわからなかった。
いろんな方法を学んだし
毎日、小さなことから始めてみました。

  • 疲れたら「疲れた」って言ってみる
  • 1日1回、自分に「がんばってるね」って声をかけてみる
  • 怒った日は、自分を責める代わりに「何がつらかった?」って聞いてみる

始めのうちは、こんなことで本当に変われるの?と疑いながらだったので
忘れてしまう日もあったし、変化を感じるまでに時間がかかりました。
でも続けていくうちに少しずつ、心の中に余白ができていって、
気づけば、怒りに飲み込まれることが減っていきました。

感情は「悪者」じゃない。気づくことで整えられる

感情って、抑え込むものじゃなくて、
「気づいてほしい」「助けてほしい」っていうサインなんですよね。

今でもイラッとすることはあるけど、
そのたびに「何を我慢してる?」「どこが苦しい?」って、自分に聞いてあげるようにしています。

大切なのは、怒らないことじゃなくて、怒りに気づいて優しく扱うこと。
それだけで、感情に振り回されなくなって、毎日がほんの少しずつラクになっていくから。

まとめ

イライラは、あなたが悪いわけじゃない。
ただ、「もう限界だよ」って心が出しているサイン

だから、怒りを抑えるよりも、
「私は何を我慢してる?」「何に傷ついてる?」って、そっと聞いてあげてほしい。

そして、溜め込まない。
溜め込んでしまうと、怒りとして爆発してしまうので
紙に書き出して、自分の身体の外に出す

私は赤いペンで、思いつくままにとにかく書き出して
ビリッビリに破いて捨てる、ということをやりました。

自分が自分を大切にしていなければ
人から大切にされないし

自分が自分に優してくしてあげなければ
人から優しくされない

私はずっと優しくしてあげるから優しくされると勘違いしてた。

自分自身の気持ちを、置き去りにしていたんですよね。
誰かに優しくされたいなら、まずは自分が、自分にちゃんと優しくしてあげないといけなかった。

「どうせ私なんて」
「ちゃんとやらなきゃ」
そんな言葉で心を縛ってたのは、他の誰でもなく、私自身でした。

でも今は、イライラする自分も、泣きたくなる自分も、
「それでいいよ」って受け止められるようになってきました。

だから、もしあなたも今、
「なんで私ばっかり…」って思ってるなら、
その気持ちを否定せずに、少しだけ寄り添ってあげてください。

感情に振り回される人生から、感情と“うまく付き合える”人生へ。
自分を知ることで、未来は少しずつ、確かに変わっていきます。